第1種電気工事士

単相交流の直並列回路

直流回路で電気の流れを妨げる働きをするのが抵抗と説明しましたが、交流回路では、抵抗だけでなく、コイルやコンデンサも電気の流れを妨げる働きをします。コイルが交流電流を妨げる働きを誘導リアクタンス、コンデンサが交流電流を妨げる働きを容量リアクタンスと呼び、抵抗を含めた交流回路の抵抗成分をインピーダンスと呼びます。
第1種電気工事士

交流回路と位相

交流回路を構成する基本要素は、抵抗とコイル(インダクタンス)、コンデンサ(キャパシタンス=静電容量)の3つです。そのコイルとコンデンサに交流電圧を加えると、加えた電圧の変化に対して流れる電流の変化にずれが生じます。それが位相のずれです。これは両者が内部に電気エネルギーをため込んだり放出したりする性質を持つために起こる現象です。
第1種電気工事士

単相交流電圧

家庭のコンセントには正弦波交流という電気がきています。交流は、大きさと向きが周期的に変化します。交流の重要な値の意味を覚えましょう。
第1種電気工事士

電力・電力量と熱量

電流が1秒間(単位時間)に流れてする「仕事」を消費電力。 電流が単位時間にする仕事(電力)に対して、ある時間流れてする「仕事量」が電力量です。 電気抵抗に電流を流すと熱が発生します。これを電流の発熱作用といいます。この発熱作用で生じる熱をジュール熱と呼び、ある時間に発生した熱の総和が熱量です。熱量は、電流がその時間に流れてした仕事量ですから、電力量と熱量は等しくなります。
第1種電気工事士

直流過渡現象

電気的な安定状態が瞬間的に大きく変化したときに、また安定状態に戻るまでの変化の状態を過渡現象あるいは過渡特性と呼びます。電気回路では、電路を遮断したり、開閉器を閉じて通電した瞬間がそれにあたります。 コンデンサは、電路の開閉器を閉じた瞬間に大きな電流が流れ込み、充電が進むにつれて電圧上昇して電流が減少し、最後には電流は流れなくなります。開閉機が閉じた瞬間に流れ込む電流を突入電流と呼び、コンデンサの劣化原因や他の部品を壊す原因になります。
第1種電気工事士

コンデンサと静電容量

物質に電気的な性質をもたらし、さまざまな電気的作用を生み出す元になる粒子が電荷です。電荷の正体は、原子を構成する電子と陽子のほか、イオンや半導体内の正孔があります。 電荷には正と負の反対の性質をもつ2種類があり、電子が負電荷、陽子が正電荷と決められます(イオンは、電子が不足している状態が正電荷、電子が多い状態が不電荷になります。正孔は正電荷)。電荷の電気的な性質の質を電荷量と呼び、「C」(クローン)という単位で表します。
資産運用公開

資産運用公開(2021年10月27日現在)

2021年10月27日現在の資産運用成績を公開します。ぜひ参考にしてみてください。
第1種電気工事士

電流の磁気作用

電気の分野では、磁気の力がおよぶ空間のことを「磁界」と呼びます。(物理分野では「磁場」と言います。) そして磁界中での力のおよびかたを視覚的にイメージできるように、仮想的な矢印で書き表したものが「磁力線」です。 磁力線が単位面積を通過するときの垂線成分のことを「磁束」といいます。
第1種電気工事士

直流抵抗回路

電気設備では、電線や電気機器など、電路にあるすべてのものが抵抗と考えられます。そしてそれらの抵抗は、電源に対して、直列あるいは並列につながっています。 複数の抵抗がつながっているとき、その合計値が合成抵抗値です。直列接続の場合と並列接続の場合で求め方が違います。
第1種電気工事士

電気抵抗とオームの法則

物質に電圧をかけたとき、その物質内に電流がよく流れる性質のものを導体、電流が流れにくいものを絶縁体と呼びます。また、物質内に含まれる特定の不純物の濃度によって、電流が流れたり流れなかったりするものが半導体です。