直流抵抗回路

直列接続の合成抵抗値 第1種電気工事士

今回は直流抵抗回路について学習します。

直流抵抗回路

抵抗の合成抵抗

電気設備では、電線や電気機器など、電路にあるすべてのものが抵抗と考えられます。そしてそれらの抵抗は、電源に対して、直列あるいは並列につながっています。



複数の抵抗がつながっているとき、その合計値が合成抵抗値です。直列接続の場合と並列接続の場合で求め方が違います。

直列接続の合成抵抗値

直列接続された抵抗の合成抵抗値は、それぞれを単純に足し算して求めます。

直列接続の合成抵抗値

並列接続の合成抵抗値

並列接続された抵抗の合成抵抗値は、それぞれ逆数を足した後で、さらに逆数にして求めます。

並列接続の合成抵抗値

直並列接続の合成抵抗値

直列接続と並列抵抗が混じっているものを直並列接続といいます。単純な接続部分に分解して、順に合成抵抗を求めていきます。

 

キルヒホッフの法則

電源や負荷が複数ある閉回路の電流を求めるときには、キルヒホッフの法則を用います。

第1法則(電源側)

任意の分岐点の流入電流の総和はゼロ(流入する電流の和と、流出する電流の和は等しい)

第2法則(電圧側)

任意の閉回路の、電圧降下の総和は起電力の総和に等しい

 

ブリッジ回路

下図のような回路をブリッジ回路と呼びます。未知の抵抗値を測定する計器などに使われます。ブリッジ回路に検流計を接続したとき、R1×R2=R3×R4のときに検流計に電流が流れなくなります。この状態を「平衡(へいこう)」と呼び、「ブリッジの平衡条件」と呼びます。

ブリッジ回路

まとめ

①ブリッジ回路の平衡条件は、向かい合う抵抗の積が等しい

今回は直列抵抗回路について学習しました。第1種電気工事士の試験には必須の項目となりますので、よく理解しておきましょう!

 

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