高圧受電設備の検査手順と接地抵抗の測定

接地抵抗の測定方法 第1種電気工事士

今回は高圧受電設備の検査手順と接地抵抗の測定について学習していきます。

高圧受電設備の検査手順

竣工検査、点検検査の手順

自家用電気工作物が新設されたり、変更された場合には、電線路維持運用者(一般送配電事業者)はその電気工作物が電気設備の技術基準に適合していることを検査しなくてはいけません。



低圧屋内配線工事の検査と高圧受電設備の検査とでは検査の内容が異なります。試験では高圧受電設備の新設・増設に伴う竣工検査の内容が主に問われますので手順を覚えておきましょう。なお、絶縁耐力試験は、電路に高圧をかけて絶縁破壊を起こさないかを試すものですから、定期検査では行いません。また、変圧器の絶縁油の劣化を調べる試験は、新設・増設時の竣工検査では省かれます。

 

接地抵抗の測定

接地抵抗計を使った測定法

接地抵抗は、接地抵抗計(アーステスタ)で交流電流を電極に流して測定します。接地抵抗計には、補助接地棒2本と接続用電線3本が付属しています。測定法を覚えましょう。

接地抵抗の測定方法

まとめ

①高圧受電設備の竣工検査は、絶縁耐力試験が必須

②高圧受電設備の定期点検は、絶縁油の試験が必須

③接地抵抗は補助接地極を10メートル程度の間隔で大地に打ち込む

④A種接地工事は、接地抵抗10Ω以下

⑤B種接地工事は、接地抵抗150/I(I:1線地絡電流)

⑥C種は10Ω以下、D種は100Ω以下

今回は高圧受電設備の検査手順と接地抵抗の測定について学習しました。第1種電気工事士の試験には必須の項目となりますので、よく理解しておきましょう!

 

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