今回は電熱源の種類と特徴について学習します。
電熱源の種類と特徴
加熱方式の種類と特徴
電気エネルギーを熱に変えて利用するのが熱源機器です。熱源機器のしくみと特徴を覚えましょう。電気による加熱方式は、以下の4種類に分類されます。
①抵抗加熱・・・抵抗体に電流を流して、発生するジュール熱で物を加熱する方法
②アーク加熱・・・アーク放電で発生する熱で加熱する方法
③誘導加熱・・・電磁誘導で発生するうず電流によるジュール熱や、ヒステリシス損によって発生する熱で加熱する方法
④誘電加熱・・・高周波電圧を絶縁物に加えて、誘電体損による発熱を利用する方法
電気温水器の熱量と消費電力
電気ヒーターで抵抗加熱して湯を沸かすのが電気温水器や電気ポットです。熱量を消費電力の関係を覚えましょう。
ヒートポンプ式給湯器
近年、電気給湯システムとして普及が進んでいるのがヒートポンプ式給湯器です。エコキュートとも呼ばれ、冷媒ガスをコンプレッサで循環し、その経路の途中で圧縮と気化させて吸熱と放熱を行い、タンク内でお湯を沸かします。コンプレッサで使用する電力の3倍の熱量が加熱できるため、省エネ効果が高い給湯方式です。
まとめ
①IH調理器は誘導加熱
②電子レンジは誘導加熱
③熱量=電力量
④水1リットルの温度を1℃上げるには4.2J必要
今回は電熱源の種類と特徴について学習しました。第1種電気工事士の試験には必須の項目となりますので、よく理解しときましょう!
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