第1種電気工事士

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直流過渡現象

電気的な安定状態が瞬間的に大きく変化したときに、また安定状態に戻るまでの変化の状態を過渡現象あるいは過渡特性と呼びます。電気回路では、電路を遮断したり、開閉器を閉じて通電した瞬間がそれにあたります。 コンデンサは、電路の開閉器を閉じた瞬間に大きな電流が流れ込み、充電が進むにつれて電圧上昇して電流が減少し、最後には電流は流れなくなります。開閉機が閉じた瞬間に流れ込む電流を突入電流と呼び、コンデンサの劣化原因や他の部品を壊す原因になります。
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コンデンサと静電容量

物質に電気的な性質をもたらし、さまざまな電気的作用を生み出す元になる粒子が電荷です。電荷の正体は、原子を構成する電子と陽子のほか、イオンや半導体内の正孔があります。 電荷には正と負の反対の性質をもつ2種類があり、電子が負電荷、陽子が正電荷と決められます(イオンは、電子が不足している状態が正電荷、電子が多い状態が不電荷になります。正孔は正電荷)。電荷の電気的な性質の質を電荷量と呼び、「C」(クローン)という単位で表します。
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電流の磁気作用

電気の分野では、磁気の力がおよぶ空間のことを「磁界」と呼びます。(物理分野では「磁場」と言います。) そして磁界中での力のおよびかたを視覚的にイメージできるように、仮想的な矢印で書き表したものが「磁力線」です。 磁力線が単位面積を通過するときの垂線成分のことを「磁束」といいます。
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直流抵抗回路

電気設備では、電線や電気機器など、電路にあるすべてのものが抵抗と考えられます。そしてそれらの抵抗は、電源に対して、直列あるいは並列につながっています。 複数の抵抗がつながっているとき、その合計値が合成抵抗値です。直列接続の場合と並列接続の場合で求め方が違います。
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電気抵抗とオームの法則

物質に電圧をかけたとき、その物質内に電流がよく流れる性質のものを導体、電流が流れにくいものを絶縁体と呼びます。また、物質内に含まれる特定の不純物の濃度によって、電流が流れたり流れなかったりするものが半導体です。
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電気工事業法

電気工事業法(電気工事の業務の適正化に関する法律)は、電気工事業を営む者の登録や業務の規制を行うことで、その業務の適正な実施を確保し、一般用電気工作物および自家用電気工作物の保安の確保に資することを目的としています。
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電気工事士法

電気工事士法は、「電気工事の作業に従事する者の資格および義務を定め、電気工事の欠陥による災害の発生の防止に寄与する」ことを目的とする法律です。電気工事士でなければできない作業の範囲などが規定されています。
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電気事業法

電気事業法は、電気事業や電気工作物の工事や保安などに関する法律です。電気事業法では、電気を供給するための発電所、変電所、送配電線をはじめ、工場、ビル、住宅などの受電設備、屋内配線、電気使用設備などを総称して「電気工作物」と定めています。そして電気工作物は、発電所や変電所など電気事業の用に供する電気事業用電気工作物と、一般用電気工作物、それ以外の自家用電気工作物の3つに分類されます。
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変電設備

変電所は、発電所でつくられた電気を効率よく需要地に届けるために、電圧を変圧する施設です。変電所の種類と役割を理解しましょう。
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電力系統の基礎知識

発電所で発電された電力を、需要地に送るための施設が電力系統です。 発電所で発電した電力は、発電所内の変圧器で特別高圧に昇圧され、送電線路で一次変電所、二次変電所と順次に送られます。そして需要地の近くの配電変電所に届きます。