今回は電線管の種類についてやっていきます。
電線管工事の目的と管の種類
電線管工事は、金属製や樹脂製の管に絶縁電線を収めて配線する工事です。電線管には大きく分けて、金属管と合成樹脂管、金属製可とう電線管の3種類があり、試験ではおもに、薄鋼電線管やねじなし電線管及び、合成樹脂管(VE管、PF管、CD管)の工事材料や工具について出題されます。
主な電線間の種類
薄鋼電線管と厚鋼電線管
一般的に管端にねじを切って使う金属製電線管で、肉厚⒈.6〜2.0㎜が薄鋼電線管、肉厚2.3〜3.5㎜が厚鋼電線管。管の呼び方は、薄鋼は外径に近い奇数値の㎜、厚鋼は内径に近い偶数値の㎜で表す。
ねじなし電線管
管端はねじを切らずに使う。外径に近い奇数値の㎜にEをつけて呼ぶ。
合成樹脂製可とう電線管(PF管・CD管)
合成樹脂製の電線管で可とう性(たわむこと)がある。PF管とCD菅があり、CD管は原則コンクリートの埋込配管に使う。
硬質塩化ビニル電線管(VE管)
硬質塩化ビニル製の合成樹脂管で、機械的衝撃や熱に対して劣化するが、軽量で薬品や油に腐食されない特徴がある。
重要ポイント
合成樹脂可とう電線管にはPF(プラスチック・フレキシブル)管とCD(コンバインド・ダクト)管の2種類があります。PF管には自己消火性があるので、露出配線などほとんどの用途に使えますが、CD管は自己消火性がないため、原則、コンクリート内に埋め込んで使用します。
まとめ
今回は電線管の種類についてやってきました。
①薄鋼電線管(金属管工事)
②ねじなし電線管(金属管工事)
③合成樹脂製可とう電線管:PF管・CD管(合成樹脂管工事)
④硬質塩化ビニル電線管・VE管(合成樹脂管工事)
第二種電気工事士 合格に向けて頑張りましょう!!