2021-12

第1種電気工事士

需要率・不等率と負荷率

高圧受電設備に施設する変圧器の容量や幹線の許容電流値など、設備容量を設計するとき、需要家の施設に設置された負荷設備の全部が同時に使用されることはまずないので、需要家の施設で最大に使用される電力(最大需要電力という)を求めて、それに見合う容量で設計します。その算出で重要になる要素が需要率です。
第1種電気工事士

単相3線式配電線路

単相3線式配線は、一般住宅で100Vと200Vの両方が使える配電方式です。下図で負荷1と負荷2が等しい状態を平衡負荷と呼び、このとき中性線の電流は0Aになります。負荷が不平衡(負荷1と負荷2が異なるとき)の場合には、中性線には、電流Aと電流Bの差の電流が流れ、その向きは、電流値の大きな方と同じになります。